第35章 お浣腸の罰

第35章 お浣腸の罰

恵理は、室内履きに履き替えると由香里の側にやってきた。
由香里は、恵理の姿を目にすると何故か涙が溢れ、「うっ、うっ、ううぅ」と声を上げて泣き出してしまった。
かろうじて指先に引っ掛かっていたバケツも、落とすように床に置く。

そして、「もう駄目、もう、嫌・・、帰る・・」と首を振り、鼻を啜りながら恵理に訴える。
玄関には他に1人の生徒もいて、驚いた様子で見ていたが、もはや気にしていられなかった。

恵理は目に穏やかな光を湛え、分かったという風に軽く頷くと手にしていた書類鞄を床に置き、由香里の肩を左腕で抱いた。
そして、右手でボードに書いた文言を消すと再び鞄を持ち、支えるように由香里の肩を抱きながら部屋へと歩き始めた。

途中の寮母室に寄り、玄関に置いたままのバケツを片付けるよう山下に頼むと、真っ直ぐに由香里の部屋へと向かう。

恵理は由香里をベッドに寝かせると、由香里の手を取って見つめた。
そこには、長時間バケツと格闘した痕跡がくっきりと残っていた。

「こんなになるまで・・」
「ちゃんと言いつけを守ったのね。」
「偉い、偉い。」
「少し早いけど、頑張ったご褒美にお立たせの罰は終わりにしてあげるわ。」
と言いながら屈んで、由香里の頭を撫でた。

由香里は子供扱いされる事に少し恥ずかしくも、ほっとするような複雑な気持ちでされるがままとなっている。

恵理も、おむつの臭いに気づいているらしく
「今、おむつを替えてあげるから。待って・・」
と言いかけて急に口をつぐんだ。

何やら、由香里の顔を見つめていると穏やかだった表情が固くなり、そっと由香里の口元に指を当ててなぞるような仕草をする。

そして、由香里の唇の下に付いていた白い食べかすのような物を自分の指先に付けると、その指を由香里の目の前に翳し、「これは何?」と静かながらも、やや怒りを感じさせる声で問い質した。

由香里は一瞬、何の事か分からなかったが、恵理の指先に目の焦点が定まると、はたと思い当たる。
それは、山下から3時に出された饅頭の薄皮である事に気付いたのだ。

由香里は何と言い訳をしようかと考えながら恵理の目を見ると、そこに怒りの炎がある事に気づき、慌てて目を逸らした。

恵理は由香里の目の中にある狼狽を察知し、疑惑を確信へと変える。

今度は、「口を開けて。」と唐突に命令された由香里は意味が分からずポカーンとしていると、「口を開けなさいと言ってるの。」と更に大声で命令された。

おずおずと口を開いた由香里に恵理は、「もっと大きく開いて。」と命令すると、由香里の口の中をまるで歯医者のようにしげしげと観察し始める。

どうやら、恵理は由香里に対して飲食の疑いを持ったらしい。

由香里は口を開けたまま、目だけを動かして恵理の表情を窺った。
(何も見つかりませんように・・)

だが、恵理は何かを見つけたらしく、一点を凝視し始める。
そして、「その奥歯に挟まっているのは、海苔ね・・」と呟く声に由香里は戦慄した。

普段の由香里は食後の歯磨きを欠かさない。
だが、今日は状況が状況だけに歯磨きはしていなかった。

恵理は次に、「口を”い~”ってしてご覧。」と自ら手本を示しながら命令してきた。
由香里が仕方なく、その綺麗に生え揃った白い歯並びを恵理に向けて見せる。

恵理は又も食い入るように観察すると、「ここにも・・」と何かを見つけた様に呟いた。

そして恵理はいきなり、由香里の左の頬を親指と人差し指でぐいっと掴んだ。
「あなた何か食べたわね。白状しなさい。」
と言いながら由香里の柔らかなほっぺを捻り上げたのだ。

「いら~い・・いらいれす・・」
と由香里はその端正な顔を歪めながら悲鳴を上げた。

「白状しないと止めないわよ。」と恵理が尚も捻る。

「い、いいらす・・いいらすから・・はらして・・」
と由香里が喘ぎながら言うのを聞いて、恵理はようやく手を離した。

結局、由香里はおにぎりと饅頭を食べた事を白状させられる。

「そう・・・」
「折角、晩ご飯は食べさせてあげようかと思っていたけど、やっぱり止めにするわ。」
「それと、食事抜きの罰の間に食べた物は全部出してもらうからね。」
と恵理は怒りを噛み殺すように言った。

由香里は恵理の言っている意味が分からず、怪訝そうな表情を見せる。
しかし、続けて発した恵理の宣告で驚愕の表情に変わった。

「罰として、今からお浣腸をします。」
「お腹の中の物を全部出して、綺麗にしてあげるから」

由香里は慌てて懇願する。
「そんなあ~、許してください・・」
「お浣腸だなんて・・ひどいです・・」
と由香里は恵理の性格からいって抗っても無理だとは思ったが、それでも抵抗せずにはいられなかった。

「あなたが悪いんでしょう。」
「食事抜きだと言ってあるのに食べたりして・・」

「そういう事を平気でするという事は反省もしていないし、何よりこの私を、ママの事を甘く見ている証拠です。」
「そういう悪い子は、うんと懲らしめてあげますからね。」

「おむつもすぐに替えてあげようと思ったけど、もう暫くそのままでいなさい。」
「私は夕食を済ませてくるわ。それまでは・・」

と恵理は言葉を句切って床を指さすと、「正座!!」と怒鳴るように言った。

由香里が慌てて跳ね起きると、「寝間着は脱いでしまいなさい。」と続けて命令される。

由香里が寝間着を脱いで、ブラとおむつという滑稽な格好で正座したのを見届けると、恵理は部屋を出て行った。

今朝が素っ裸で夜はおむつで正座・・と由香里は自嘲気味に我が身を憐れむ。
だが、玄関にバケツを持って立たされるよりはましと自分を慰めてもいた。
そう、今はただ濡れたおむつの不快感に耐え、正座をしている他はなかった。

それよりも、お浣腸をすると言った恵理の言葉が頭を離れない。

便秘体質でない由香里は、せいぜい便秘薬位しか使用した経験が無く、いちじく浣腸ですら触った事もなかった。
幼い頃、浣腸をした事があると母から聞いた事はあるが記憶にはない。

恐らく恵理の事だから、自分で浣腸する事は許してもらえないであろう。
由香里は、恵理にお尻を突き出して浣腸液を注入される自分の姿を想像し、慌てて悪夢を振り払おうとするかのように頭を振った。

そしてその後は、ちゃんとトイレに行かせてくれるだろうか?との不安も湧く。
おむつの中にうんちをさせられるかもしれない・・と想像するといつぞやの悪夢が甦り、居ても立ってもいられなかった。

由香里は、おむつの中におしっこを漏らす事はある種の快感でもあり、それを恵理に替えてもらう事も、恥ずかしくも嬉しいような複雑な気持ちになる事は自覚していた。

だが、うんちとなると・・、
その恥ずかしさと屈辱感はおしっこを漏らした時よりも遙かに強いし、また不快で臭くて、何より後始末が大変で嫌だった。

そんな想いに耽りながら正座をしていたら、いつのまにか時は経っていた。
恵理が戻って来たのは1時間以上も経ってからだったが、朝とは違い、難なく正座を続けていた。

恵理はトレーナーにジーンズという軽装に着替え、大きなプラスチック製の青いバケツと赤いプラスチック製の洗濯籠を持って部屋に入って来た。
バケツと洗濯籠中には、何やらたくさんの物を入れてあるようだ。

恵理はバケツと籠を床に置くと、籠の中から錦に編んだ布張りの小さなポーチを取り出す。
ポーチのファスナーを開くと中に入っていたのは裁縫道具であった。

恵理はその中から小型の裁縫鋏を取り出しと、「おむつの縫い目を切ってあげるから、そのまま床に横になりなさい。」と由香里に命じた。

由香里は正座した足をのろのろと崩すと、言われた通りに仰向けとなる。
今朝よりも痺れの度合いが低かったので、すぐに回復しそうだ。
ただ、ブラ1枚の背中にカーペットが直に触れ、あまり良い感じはしない。

恵理は、由香里のおむつに縫い付けた糸が今朝のままである事を確認すると、裁縫鋏で糸に数カ所切れ目を入れ、全て抜き取った。

裁縫鋏をポーチに仕舞うと、恵理はバケツと籠の中から残りの荷物を取り出す。

プラスチック製洗面器。
水が8分程入っている、2リットル入のペットボトル。
250㍉㍑位の空のペットボトル。
グリセリンと書かれた白いプラスチック製のボトル。
ゴム管に白いノズルとゴム球がついたエネマシリンジ。
白色ワセリンと書かれた白い容器。
バスタオル。
トーレットペーパー1巻。
ティッシュペーパー1箱。
赤ちゃんのおむつ替え用ウェットティッシュ。

以上であった。

これらは常時、舎監室に置いてある浣腸セットである。
便秘の生徒は、舎監又は寮母に申し出るようにと寮則に定めてあるし、口頭でも伝えている。

生徒が申し出てきた場合は、舎監室か寮母室でこれら道具を使って浣腸を施していたのだ。

特に、急な環境の変化で1年生はしばしば重度の便秘を患いやすいので、恵理も生徒達の様子、特に顔色や肌の荒れ具合などに気を配っている。
実は新入生の内、既に何名かは恵理の浣腸の世話になっていたのだ。

だから、恵理にとってこれらは、手慣れた医療用具に過ぎないのであるが、由香里にとっては恐怖の折檻道具にしか見えず、戦慄の眼差しで床に置かれたそれらの道具を見つめていた。

また、浣腸というからイチジク浣腸だろうと思っていたのだが、もっと本格的なもので行われると知り、それはつまり確実に恵理の手で行われる事を意味している。

”お腹の中の物を全部出して綺麗にしてあげるから”との言葉の意味をようやく理解し、それが脅しなどではなく現実性を帯びてきた事に、由香里は逃れられないのであるならば、せめて時間が止まって欲しいと願わずにはいられなかった。

恵理は全ての荷物を出し終えると
「じゃあ、おむつを外してあげる。」
と言って由香里のオムツを開き始めた。

由香里は既に何度も濡らしたおむつを恵理に替えてもらってはいたが、やはり恥ずかしく両手で顔を覆ってしまう。
おむつを開くとアンモニア臭が室内に拡散し、由香里は一層の羞恥に苦しめられた。

「ぐっしょりね。でも何とか間に合ったみたいね。」
と恵理は由香里のおむつを寸評し、由香里の両足首を掴んで持ち上げ、お尻を浮かせると、素早くカバーごとおむつを抜き取った。

そして、おむつをカバーごと持参したバケツに入れると、今度は持参したバスタオルを取り出し、二つ折りにして由香里のお尻の下へと敷く。

次に恵理は水、正確に言えばぬるま湯が入ったボトルを持つと、エネマシリンジを使って250㍉㍑のペットボトルに中味を移し始め、飲み口一杯に満たすとそれを更に洗面器へと移し替えた。

今度は、グリセリンをを同じ手順で約250㍉㍑分、洗面器へと移す。
グリセリンは原液の濃度が約85%程度だったので、これで濃度40%強のグリセリン溶液が作れた筈だ。

エネマシリンジの先端を使って洗面器の中味を軽く掻き混ぜると、恵理はエネマシリンジの尻弁を洗面器の中に入れ、ゴム球を何度か圧して空打ちを行う。
こうやって、ノズルの先まで浣腸液を満たしておかないと空気が注入されてしまうのだ。

こうして浣腸の準備を整えると、恵理はワセリンが入った容器を持って蓋を開け、右手の人差し指にワセリンを塗りたくる。

そして、由香里に自分で抱えさせて両脚を上げさせ、その陰部を余す所無くさらけ出させると、お尻の穴にワセリンを塗り始めた。

入口だけではなく、肛門の中にまで指を入れて念入りに塗っていく。
由香里が思わず、「いやっ」と声を上げて身を捩ると、恵理はすかさず叱り付けた。

「ちゃんと塗っておかないと、痛い思いをするのはあなたなのよ。」
「ほらっ、大人しくなさい。」
と尚も入念にワセリンを由香里の肛門に塗りつけていった。

由香里は恵理の指の動きに、「あ・・」と切なげに声を上げかけ、慌てて唇を噛みしめる。
まるで、感じているかのように誤解されるのは、いくら何でも心外だから。

由香里は、大股開きの格好をさせられているだけでも十分恥ずかしいのに、最も人目に触れて欲しくない場所まで指でいじられ、またそれを拒めない惨めさと屈辱感に、ただ打ち震えているしかなかった。

恵理はワセリンを塗りおえると、ティッシュで指先を拭う。
「そのまま、脚を持ち上げてなさい。」
「今からお浣腸しますから、ちゃんとお尻の穴を拡げているのよ。」
といよいよ、由香里にとっては魔の時間が始まる事を告げた。
 
恵理は、エネマシリンジのノズルを由香里の肛門に挿入し、ノズルが完全に埋もれるまでゆっくりと奥深く入れていく。

由香里は、「うっ」と呻き、膝が伸びそうになるのを必死に手で支えた。
我慢できない痛みではなかったが強烈な違和感は否めなく、足の指がせわしなく悶えるように蠢めいてしまう。

恵理が薬液を注入し始めると、由香里はすぐに苦しげな吐息を吐いた。

薬液は約500㍉㍑作った筈だが、これを全部注入するのは無理だろうと恵理は踏んでいた。

案の定、由香里は半分も入れない内に、「もう、駄目。もう入らない。」と悶えだす。
やむなく恵理は一旦、注入を止めた。

そして由香里を横仰臥の姿勢に変えさせると
「この姿勢の方が楽でしょ。」
「まだまだ全然足りないわよ。」
と言って注入を再開する。

その後も由香里は何度も、「もう駄目・・洩れちゃう・・」と恵理に訴えたが、恵理はその都度叱咤して我慢をさせ、何とか洗面器に作った薬液を半分程度注入した。

ここでいよいよ、由香里の苦しみ方が尋常ではなくなってきたので、恵理もそれ以上の注入を断念し、ノズルを引き抜いた。

恵理は、トイレットペーパーを適量千切るとそれを由香里の肛門に押し当て、「ほら、自分で押さえなさい。」と由香里の手に持たせる。

「すぐに出したら駄目よ。」
「10分間は我慢しなさい。」
「後でまた来るから、それまで我慢しているのよ。」
と恵理は腕時計に目を遣りながら命じると、おむつを入れたバケツを持って出口へと向かう。

由香里は”10分は我慢しなさい”という言葉を聞いて、「無理・・洩れちゃう」と恵理の背中に訴えたが、呻き声にしか聞こえなかったのか、恵理は振り向きもせずに出ていってしまった。

由香里は、やむなくトイレに行く為に服を着ようとするが、強烈な便意を伴う腹痛に見舞われ、右手で肛門を押さえまま動けないでいた。

それでも、このまま漏らす訳にはいかないとの一心で、何とかトレーナーを身に着けることができた。

次にスウェトパンツを履こうとしたが、またも強烈な腹痛に襲われ、由香里は壁に手を付いたまま立ち竦んでしまう。
お尻には、離したトイレットペーパーが挟まったままになっていた。

そんな時、恵理がようやく戻ってきた気配がした。

由香里が苦痛に目を閉じて耐えていると、「おやおや、服なんか着て何処に行くつもり?」と恵理が呑気に声をかけてくる。

(何処に?・・)
(トイレに決まってるでしょ・・)
と声にならない言葉で反駁した由香里は、薄目を開けて恵理がいるであろう方を見つめた。

恵理は、新聞紙の束とそしてオマルらしき物まで抱えている。

「待ってて、今、おトイレをこしらえてあげるから。」
と恵理は言うと、床に持参した新聞紙を広げて敷いた。

そして、その上に置かれた物を見るとやはりオマルであった。
それも、今時珍しいアヒルの形をしたオマルである。

omaru.jpg

「ふふ。可愛いでしょう?」
「これは、この白百合寮に代々伝わるオマルなの。」
「言わば伝統のオマルね。」

「白百合寮は良家のお嬢様が多いけど。」
「たとえ、お嬢様でも浣腸されたら出すものは同じ。」
「出す時は皆、これに跨らされるの。」
「もちろん、お尻を出してね。」

「そして顔を真っ赤に染めながら、恥ずかしいウンチを出すのよ。」
「このオマルは、そんなお嬢様方の恥ずかしい姿を見つめてきたわけね。」

「今日はあなたにも、その恥ずかしい格好でお腹の中のモノを全部出してもらいます。」
「それがお浣腸のお仕置きよ。」

と恵理は楽しげな口調で説明した。

由香里は、恵理が部屋の中で排便をさせるつもりであると分かり驚愕したが、もう、その理不尽さを訴える余裕もなかった。

恵理は腕時計を見ながら、
「まだ5分しか経っていないわね。」
「もう少し頑張ろうか?」
と言って由香里の様子を窺う。

由香里は苦痛に顔を歪めながら、
「ト・トイレに行かせて・・」と呻くように訴えた。

だが、恵理は聞く耳を貸さず、由香里の側に寄って叱咤した。

「もうちょっと我慢しなさい。」
「今、出しても出きらないわ。」

「それに、これはお仕置きの浣腸ですからね。」
「トイレに行く事は許しません。」

「おイタをした悪い子はオマルで十分。」
「トイレは大人が使うものです。」
「第一、その様子ではもうおトイレに行くのは無理でしょう?」

由香里はもう恵理の言葉も耳に入らないかのように
「もう出る・・出ちゃう・・」と叫ぶように訴えた。

その様子に、恵理も限界だと判断したのであろう。
由香里の体を支えながら、オマルに跨らせた。

由香里はもう限界だったので、オマルに排泄する事には覚悟を決めた。

それでも、「おねがい・・、部屋を出て行って・・」
と最後の一線を画すことだけは諦めきれない。

もちろん、恵理は取り合わなかった。

「駄目よ。」
「ちゃんと、お腹が綺麗になったか確かめなければいけないし・・」

「それに、さっきも言ったように、これはお仕置きです。」
「恥ずかしいのも、お仕置きの内です。」

「今後、ママに隠れて悪い事をしたら・・」
「こういう恥ずかしい目に遭わされるということを」
「よおく、体で憶えておきなさい。」

「由香里も、ママにうんちを見られるのは初めてじゃないんだし。」
「今更、恥ずかしがらなくてもいいじゃない?」

由香里は、恵理の言葉を絶望的な気分で聞いていた。
確かに、おむつに漏らしたうんちを見られたし、後始末もしてもらった。
だが、目の前で排便する姿を見られ、音を聞かれ、臭いを嗅がれるとなるとまた別の話だ。

人前でうんちをしたら私はもう・・人ではない・・
と心の内で抵抗を見せた由香里であるが、苦しくてもう反論することも出来ない。

「もう出しても良いわよ。」と恵理が耳元で囁いた事が最後の堤を決壊させ、由香里の菊門から薬液が漏れだした。

暫くは薬液だけの排泄が続く。
それも、チョロ、チュー、チョロと少しずつしか出ない。

由香里はやはり、排泄音を立てるのが恥ずかしいのか、強く力めないようである。

恵理は、由香里の下腹に手を入れてさすりながら
「ほら、恥ずかしからずに。」
「もっと力んで。」
「思いっきり出しちゃいなさい。」と促した。

由香里は、それでも暫くは控えめにしか力めないでいたが、お腹に溜まった排泄物の圧迫に負け、ついに強めに力む事を試みた。

「ズビッ」と音がして、初めて固形物らしき物が排泄されたような音を立てる。
だが、その音は由香里の羞恥心を一層煽ったらしく、またもや力むのを止めてしまった。

恵理はやむなく、由香里の下腹を強く揉み出した。

由香里は、「あっ、やめ・・」と苦しげに呻いたが恵理は手を休めない。
「そんなに恥ずかしいなら、自分の耳を塞いでいなさい。」と言って尚も強く揉んだ。

由香里も苦しさの限界だったので、やむなく恵理の指示に従った。
頭を前に倒して顔を伏せ、両手をおずおずと上げて、自分の両耳を掌で押さえる。
 
しばらくの逡巡の後、「出る・・出ちゃう・・」と切なげに呟くと、ズビッ、ズババ、ブババババ、ブボッッ、ビシャッ、ビシャビシャと排泄音がして、お腹に残った薬液をあらかた出す事に成功したようであった。

だが、肝心の便はあまり出ていない。

恵理は、(お姫様もこんな恥ずかしい音を立てるのね・・)と由香里が羞恥に悶えている姿を楽しみながらも、「最後にうんちをしたのはいつ?」と冷静な観察を忘れなかった。

由香里は暫く考えた後、「2~3日前・・」と苦しげに答える。

それを聞いた恵理は、
「じゃあ、もっと出なければおかしいわね。」
「もう暫く様子を見ましょう。」と由香里に囁いた。

グリセリンで浣腸をした場合、一度便意が収まっても、暫くするとまた催してくる事を恵理は経験上知っていた。

それに由香里の様子を見ると、まだ少なからぬ量の便が体内に残っているかのように苦しげである。

果たして、暫く時間を置くと由香里はまた、「出る・・」と呻き、今度はブリブリブリと音を立てて排泄しだした。

由香里は自分の耳を塞いではいるものの、やはり恥ずかしいのか、時間を掛けて少しずつの排泄音を立てながら排泄していく。

それと共に、室内には耐え難い程の悪臭が充満し、由香里の羞恥心を一層煽った。

恵理は、由香里のうんちの臭いなど全く苦にならなかったが、臭いが部屋に染みついては大変と思い、立ち上がって部屋の窓を少し開けると入口のドアも半開きにして室内の空気を入れ替えようとした。

この恵理の動きを、由香里は自分の排泄物を臭がっているのだと誤解し、いたたまれなくなる。
だが、その羞恥心は一刻も早く排泄を終えようという決断を促し、ついに思いっきり力んでの排泄を始めた。

そして由香里は、ブビッ、ブババ、ブリブリブリブリブリと長い排泄音を立てて、こんなにもお腹の中に溜まっていたのかという程の便を排泄した

ようやく、お腹が楽になってきた由香里は、腹圧が緩むと共に催してきた尿意に、シャーと音を立てながらおしっこまでしてしまう。
もちろん、由香里は自分の耳を塞ぎ、目を瞑ったまま外界を遮断していた。

だが、外界を遮断している間に、もう一人の来訪者が室内にいた事を由香里は気付いていなかった。

高嶋である。

高嶋は、学校を休んだ由香里の様子を見に訪れたのであった。
独身の高嶋は、白百合寮の近くにある女子職員寮に住んでいる。
ただ、服装は学校にいる時と同じ体操着のままであったが。

高嶋は、由香里の部屋が開いていたのでそのまま室内に侵入し、恵理も高嶋が自分の隣に座って初めて気がついたのあった。

高嶋が目で説明を求めた。

「本日の特別懲罰中に食事禁止と言いつけてあったのにも関わらず、飲食をした事が発覚しましたので、お仕置きの浣腸をしている所です。」と恵理は平然と説明する。
 
実の所、浣腸のお仕置きは学院での今後の懲罰手段として検討対象になっていた。

恵理は高嶋と予てよりの打ち合わせ通り、新たな懲罰手段の実験を由香里で行うという意に沿ったものであると今回のお仕置きを判断していたから、何ら後ろめたい事だとは思っていなかったし、高嶋もまたそう判断するであろうとの確信を持っていた。

案の定、高嶋はすぐに得心した表情を見せ、分かったという風に頷く。

由香里も気配を感じて目を開けると、そこに高嶋までいる事に気付き愕然とする。

(いつから・・?)
(今の・・全部見られたの?)
(聞かれたの・・?)
とパニックになりそうな心を必死に抑え、両手で顔を隠して極限の羞恥に耐えようとした。

高嶋はそんな由香里の様子を見つめながら
「あなたが今日、学校を休んでまで特別懲罰を受けると聞いたから、心配で見に来たの。」
「丁度、ドアが開いていたから勝手に入らせてもらったわ。」
 
「きついお仕置きを受けているようだけど、小橋先生は理由のない、また理不尽なお仕置きはしない筈よ。」
 
「まあ、特別反省中に特別懲罰を受けるような悪さをして、その特別懲罰も真面目に受けなかったのだから、当然のお仕置きです。」
 
「私達に見られて、とても恥ずかしいでしょうけど、それもお仕置きですからね。」
「うんと、恥ずかしい思いをしなさい。」

と、きつい言い方で叱るように言ったが、これは高嶋流の励ましでもあった。

高嶋は、「じゃあ、明日はちゃんと登校させて。後は頼むわよ。」と恵理に言うと部屋を後にした。

高嶋が出て行くと、恵理は由香里に、「もう全部出た?」と優しい口調で尋ねた。

由香里は、顔を覆っていた手を少し下げて目を覗かせ、コクリと頷く。

「じゃあ、次はお湯だけで・・」
「もう冷めたからほとんど水だけど、それで浣腸してあげるわ。」

「そうすれば、お腹の中に残っているグリセリンを洗い流す事ができるし。」
「グリセリンが残っていると、後々しつこいから。」

と恵理は言ってトイレットペーパーを手に巻き付けると、その手をしゃがんでいる由香里のお尻の下へと突っ込む。
そして、由香里のお尻を大雑把に拭き始めた。

由香里が思わず腰を浮かせて、「いやっ、自分で拭きます。」と抵抗の素振りを見せたら、恵理は即座に撥ねつけた。

「駄目。これもお仕置きです。」
「ママの言いつけを聞けなかった悪い子は、赤ちゃんと同じです。」
「だから、赤ちゃんと同じように扱ってあげます。」
「赤ちゃんが、自分でお尻を拭いたらおかしいでしょう。」

そして、由香里を敷いたバスタオルの上に今度は四つん這いにさせると、エネマシリンジの尻弁を直接、お湯、正確に言えば冷めたお湯が入ったペットボトルに挿し、再び由香里に浣腸を施し始める。

今度は約500㍉㍑近くのお湯を注入し、更に10分近く、排泄を我慢させた。
その間に恵理は汚物の始末をする。

そして、由香里は再びオマルに跨らされ、恥ずかしい排泄音を響かせながら大量の汚水を排泄した。

さすがに二度目は黄色く濁った液体が出ただけであったが、残ったグリセリンが幾分排出されたようで、由香里もすっきりとした表情を見せた。

ただ、恵理の最初の宣言通り、お腹の中をすっかり綺麗にされた由香里は心身共に疲れ果てていた。
それに、洗い流されたのはお腹の中のものだけではないようだ。

床に寝かされ、赤ちゃんのように足を持ち上げられてお尻の穴の中まで丹念に拭われても、由香里は両手で顔を覆っているだけで、それ以上の羞恥も拒絶も示さず、恵理に全てを委ねていた。

お風呂上がりに再びおむつを着けられ、
「罰として、明日の朝までおトイレは禁止。」
「おしっこがしたくなったら、おむつの中になさい。」
と恵理に命じらても従順な表情で、「はい・・ママ」とはにかみながら返事をする。

どうやら、究極まで自分の醜態をさらけ出してしまった事で、自尊心や気位といったものが、少なくとも恵理の前では全て消え去ってしまったかのようであった。

そんな由香里の態度を見て、恵理はようやく由香里の躾が完了した事を確信する。

翌朝、由香里はおむつの中にお漏らしをしていた。
由香里がおむつの中にお漏らしをしたり、おねしょをした事はむろん、今までにも何度かある。

だがそれは、手を縛ったり、おむつを縫い付けたりと言わば強制的にお漏らしをさせた側面があったし、本人もそれを言い訳にして納得できる部分があった筈だ。

しかし昨夜は、手淫の罰の時のように手を縛っていた訳でもないし、また昨日のようにおむつを縫い付けていた訳でもない。

つまり、トイレに行こうと思えば自分でおむつを取り外して行けた筈であるし、その後に何食わぬ顔で、再びおむつを着けても恵理には分からなかった事であろう。

それなのに、由香里が恵理の言いつけを守って一晩おむつを着け続け、その証ともなるおむつへのお漏らしも厭わなかったという事は、本人が自発的に恥ずかしいお仕置きを受け入れたという事である。

更に由香里は、恵理が問いかけるよりも早く
「ごめんなさい。おねしょをしました。」
「お仕置きは覚悟しています。」
と殊勝にも自分から申し出てきた。

恵理がおむつを外している時も、
「ママ・・」
「おねしょをした罰として、お尻を叩いてください。」
と顔を覆った両手の下から、小さな声で恵理にお仕置きの催促までする。

恵理も、これには内心驚きながらも、
「分かったわ。」
「でも、ちゃんと自分で言ってきたから、お尻ペンペン3回で許してあげる。」
と由香里の希望に応じることにした。

恵理は、仰向けに寝ている由香里の両脚を持ち上げて、その可愛いお尻を露出させる。

「おねしょをした悪いお尻はこれかな?」
と言いながら、平手で軽くピシャ、ピシャ、ピシャと3回叩いた。

由香里は、相変わらず両手で顔を覆っていて表情は分からなかったが、叩かれる度に「あん、あん、あん」と痛がっているというよりは、喜んでいるかのような声を出す。

そして、恵理が叩き終えるとそっと指先を折り曲げて目だけを覗かせ、「ママ、おしおきありがとうございました。」と礼まで言ってのけた。

そんな由香里の従順な態度を評価した恵理は、即座に特別懲罰の許しを由香里に与える。

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