第30章 最悪の羞恥

第30章 最悪の羞恥

朝になった。

恵理は起床時間より30分も前に起きると、寝間着の上からカーディガンを羽織り、由香里の部屋へと急いだ。
やはり、昨夜に仕込んだ下剤の効果がどうなったのか気になっていたのである。

部屋に入って電気をつけると、「いや、こないで。」と由香里が大声で叫んできた。

どうやら、由香里も既に起きているのは分かったが、ただ事ではない雰囲気に恵理も緊張して一瞬立ち止まる。

だが、来るなと言われても行かない訳にはいかない。
意を決して由香里の側に歩み寄ると、由香里は更に激しく叫んだ。

「お願い!! 側に寄らないで。」
「すぐに部屋から出て行って。」

この時、恵理は由香里の剣幕に緊張しながらも、鼻孔は由香里の部屋に相応しくない、香しからず臭いを捉えていた。

咄嗟に由香里の狼狽の原因を悟った恵理は、ふっと息を吐いて緊張を緩める。
どうやら、自分が仕掛けた時限爆弾は首尾良く爆発したらしい。
そう判断した恵理は内心にんまりとする。

「何やら、くちゃい臭いがするわね。」
「原因は、このおむつの中かしら?」
と恵理は何食わぬ顔で言っておむつに手をかけた。

由香里は身を捩って、尚も「やめて~」と顔を赤くしながら絶叫する。

「ほらほら、そんな大声出すと驚いて寮母さんが来てしまうわよ。」
と恵理が脅すと由香里はようやく口をつぐんだ。

「それに、いつまでその格好でいるつもりなの?」
「今、おむつを外してあげるから・・」
と恵理が言って、再度おむつに手をかけようとすると由香里は又も強く訴えた。

「この紐を解いてください。」
「おむつは自分で外しますから。」
と身を捩って恵理の手から逃れようとする。

「いけません。」
「この臭いはあなた、粗相したのでしょ?」
「手淫の罰の最中におもらしをした場合は寮長先生に報告しなければならないし、それに私はあなたのママですからね。何も恥ずかしがる事はないわよ。」

と恵理が叱ると、由香里は「お願いだから、寮長先生には言わないでください。」と慌てた様子で訴える。

「じゃあ、素直にママにおむつを見せなさい。」
「そうすれば、寮長先生には黙っていてあげるわ。」
と恵理は言ったが、由香里は無言で唇を噛みしめるばかりであった。

「さあ、どっちにするの?」
と尚も問い質しても由香里は黙ったままだ。

ついに恵理は業を煮やし
「じゃあ、寮長先生に報告して来るからそのまま待っていなさい。」
「おむつも寮母さんに外してもらうといいわ。」
と言い放つと部屋を出て行く素振りをした。

「待って。」と由香里が慌てて叫ぶ。

恵理はゆっくりと振り返り
「どうするの?」
「私にやって欲しいのなら、ちゃんとお願いをしなさい。」
「”ママ、由香里のおむつを替えてください”と言いなさい。」
「言わないと部屋を出ていくわよ。」
と言って由香里を脅した。

由香里は目を瞑り、暫く逡巡していたが、ようやく
「ま・・ママ・・」
「由香里のおむつを替えてください・・」
と消え入るような声で屈辱の言葉を吐いた。

恵理は、由香里に初めて「ママ」と呼ばせた征服感と満足感に今度は表情に出してにんまりとした。

その心の躍動は、恵理の声を優しい母親の声音へと変える。
「分かったわ。」
「今すぐに替えてあげますからね。」

恵理がおむつを開くと悪臭が部屋に広がりだした。
由香里は恥ずかしさのあまり、声をあげて泣き出してしまう。

「あ~ん、あ~あん」
といかにも悲しいという声で泣いている。

「まあ、おねしょかと思ったら、うんちを漏らしていたの?!」
と恵理はその原因を作ったのが自分であるにも関わらず、わざと大仰に驚いて由香里の羞恥心を煽った。

由香里は目をぎゅっと瞑りながら、一層の泣き声を上げる。

「何も泣かなくてもいいのよ。」
「ママは由香里ちゃんのうんちなら、ちっとも汚い事はないから。」
「さあ、もう泣くのはおよしなさい。」

と言いながら恵理は由香里の両脚を抱え上げるとおむつの裾を使い、由香里のお尻についた汚物を拭っていった。

由香里は失便というか寝糞というか、何れにせよ乙女にあるまじき失態をよりによって恵理に知られ、尚かつ赤ちゃんのようにお尻を拭かれ、また最も他人の目に触れさせたくない己の分身を見られて、嗅がれて、触られているという極限の羞恥に顔を真っ赤に染めながら、「うっ、うっ、うう」と泣いていた。

実は朝方にお尻の感触と臭いとで自分の失態に気付いた由香里は、恵理がやってきたら何が何でも自分でおむつを替えるように強硬に主張するしかないと思い定めていたのであった。

その目論見も叶わなかった今となっては、お漏らしを見つかった幼児の如く泣く事しか出来ない。
ただ、そんな由香里の打ちひしがれた姿こそ、恵理の狙いではあったが。

(うんちを見られるなんて、女の子にとっては究極の辱め。)
(これもおむつのお仕置きの一部なの。)
(ここまで屈辱を味わえば、嫌でも従順になれるでしょう?)
(ねぇ? 由香里先輩・・)

と恵理は心の中で語りかけながら、取り敢えずの処置を終えた。

「今、バケツとタオルを持って来るから、そのまま足を上げて待っていなさい。」
「下ろしたら、またお尻にうんちが付いてしまうから、ちゃんと上げておくのよ。」
と言い残し、恵理は足早に部屋を出ていった。

5分程経ってから、恵理は2つのバケツを持って部屋へと戻ってきた。
バケツの中には濡れタオルとロールペーパー、それに何故かデジタルカメラが入っている。

由香里は言われたとおり、足を上げた格好で待っていた。
由香里の陰部もお尻の穴も丸見えの凄い格好だ。
そして、お尻の下には汚物まみれのおむつ。

恵理はバケツをベッドの側に置くと中からデジカメを取りだし、由香里の股間を正面に捉えるとフラッシュを焚いた。

由香里は目を瞑っていたのだが異変を感じ、薄目を開ける。
そして、恵理の手にデジタルカメラがあるのを発見すると、「何!? 写真撮っているの!?」とびっくりして叫んだ。

しかし、恵理は動じる風もなく
「ええ、この事は寮長先生と高嶋先生、それに四葉学園の阿部先生にも報告しなければいけないから。」
「いい年をした大人が、寝ている間にうんちを漏らしましたと言っても信じてはもらえないでしょう?」
「だから、写真を撮ったの。」
 
「ああ、あなたは知らなかったかもしれないけど、四葉学園には毎週月曜日にあなたの日常を報告する事になっているのよ。」

「だから、昨日は先週の事を阿部先生にメールで報告しておいたわよ。」
「あなたが、早くも特別反省を受けている事や大山先生にお仕置きされた事、寮での手淫の罰の事、おねしょをして寮長先生にお仕置きされた事もね。」
 
恵理の話を聞いた由香里は、「そんな・・」と絶句してしまう。
そんな報告までされたら、自分はもう恥ずかしくて四葉学園に帰れないではないか。

それに・・・

「さっきは、寮長先生に内緒にしてくれるって約束したじゃない。」
と由香里は多くの言いたい事の中から、先ず最初の不満をぶつけた。

「あ~ら、そうだったかしら。」
「そうねぇ。それならば今回に限り、この事は私の胸にしまっておいても良いわよ。」
「但し・・・」

と言うと恵理は怖い表情を作り、且つ厳しい声音に変える。

「今後、学校でも寮の中でも私の命令に従わなかったら、この件はこの写真と共に関係者一同に報告しますからそのつもりで。」
「もちろん四葉学園にもです。」と由香里を脅した。

元より、恵理が写真を撮ったのは由香里が自分に逆らわないようにする為の保険であった。
また、単に由香里の恥態を保存しておきたかったという個人的欲望の為でもあったが。

由香里が驚愕の表情で固まっているのを尻目に、恵理はデジカメを傍らの机の上へと置く。
そして今度は、バケツの中からロールペーパーを取り出した。

「さあ、お尻を綺麗にしてあげますからね。」
と何事もなかったかのような口調で言った。

恵理は再び由香里の両脚を左腕で抱えると、ベッドに置いたロールペーパーを右手で巻き取り、千切って由香里のお尻を拭いていく。

拭いた紙をバケツに捨て、おむつとおむつカバーも同じバケツに入れた。
次いで、もう一つのバケツに入っていた濡れタオルを取り出すと、それで由香里のお尻を丹念に拭っていく。

由香里は、ただ恥ずかしさに耐えることしかできない自分自身に対して苛立ちを覚え、また、お尻の穴まで丁寧に拭われた時は恥ずかしさと気持ちの悪さで、自分を赤ちゃん扱いする恵理に対しても腹立たしい気持ちで一杯となる。

しかしタオルは暖かく、恵理はわざわざお湯で絞ってきてくれたのだと気づくと、由香里は自分の汚物を処理してくれた恵理に一応感謝しなければという思いが湧き、それと共に腹立たしさも消えた。

由香里は何か言おうと口を開く。
だが、「あの・・ごめんなさい・・」とお礼とも謝罪とも受け取れる表現になってしまった。

恵理は、「ママに遠慮をする事はないのよ。」とむしろ楽しんでいるかの様に返事をし、汚物の処理を終えると、ようやく由香里の手を縛っている紐を解いた。

「さあ、後は私が始末をしておくから。」
「あなたは仕度をして・・」
「でも・・」
「今日はおむつをしていた方が良いんじゃない?」
「何か、お腹が緩いようだし・・」

と恵理がいたずらっぽく言うと、由香里はとんでもないとばかりに首を大仰に振った。

「いえ、大丈夫です・・」
「パンツを履かせてください。」
と大真面目に懇願した。

恵理は思わず吹き出しそうになるのを堪えながら
「分かったわ。」
「但し、反省パンツよ。」
「でも、今夜おむつを当てる時に下着を汚していたらお仕置きしますからね。」
と言ってバケツを持ち、ドアへと向かう。

「はい、あの・・ありがとうございます・・」
と由香里は敬語で礼を述べ、恵理を見送った。

その態度は、由香里本人も気付かない内に従順さが滲み出ていた。

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3 Responses to “第30章 最悪の羞恥”

  1. 年度読んでも よいシーンですね
    下剤にはグリセリンは入ってませんよ
    浣腸には使いますが
    口から入ると吸収されてしまうのでしょうね

  2. いつも、感想をお寄せいただきありがとうございます。
    この下剤は前の章にも書きましたが「座薬式の下剤」でして、海外で販売されている商品をモデルにしています。
    成分は忘れてしまいましたが、確かグリセリンと書いたったような気が・・・。

  3. なるほど 座薬ならありですね
    発泡成分が入っているものもありますね
    私も お仕置きの際に使用した経験があります
    ママはライバルの浣腸やお仕置きシーン
    大好きなので また書いてくださいね

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